先週の「全米プロゴルフ選手権」の2日目で、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)を拘束したルイビル・メトロポリタン警察のブライアン・ギリス警官が、過去に停職処分を受けていたことが明らかになりました。ギリス警官は酩酊した市民と一緒に警察車両の中でドーナツを食べていたことや、裁判期日を複数回欠席したことで停職処分を受けていました。さらに、警察車両を運転中に過失事故を4度起こし、2度は運転訓練を義務づけられていたそうです。

 一方で、ギリス警官は2021年には4時間の業務時間中に108件の違反切符を発行したことで、当時のエリカ・シールズ署長から表彰された警官グループの1人でもありました。しかし、シェフラーを拘束した際、ギリス警官は義務づけられている“ボディカム”(身体装着型カメラ)を作動させていなかったそうです。

 ゴルフ界では、シェフラーが警官の制止を振り切った行動はなく、またギリス警官の主張する「シェフラーの車に引きずられた」という様子も映像にはなかったと報じられています。多くの人々がこの映像に反応し、「どうやったらあれで警官の着ていた80ドルのパンツが引き裂かれるのか?」や、「これが世界ランキング1位の選手でなかったら、どうなっていたか分からない」とルイビル・メトロポリタン警察への批判が高まっているようです。

 シェフラーは今週、地元テキサス州で開催の「チャールズ・シュワブチャレンジ」に出場しており、初日は13番パー3で『6』のトリプルボギーを打つなどし「72」の2オーバーと出遅れましたが、2日目は5バーディ・ボギーなしの「65」をマークし、トータル3アンダーで首位7打差の15位タイに浮上しています。




<関連する記事>



S・シェフラーを拘束した警察官は札付き? 過去に停職処分が発覚
…先週の「全米プロゴルフ選手権」の2日目、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)を拘束したルイビル・メトロポリタン警察のブライアン・ギリス…
(出典:ゴルフ総合サイト ALBA Net)