畑岡奈紗、パッティング面で大刷新

 ショップライトLPGAクラシックの初日(7日)がシービューGCベイC(ニュージャージー州)で行われ、畑岡奈紗選手が注目を集めました。彼女は今季の悩みの種であるパッティング面で大胆な変更を試み、この3日間の大会に臨んでいます。

 畑岡選手が取り組んだ変更の一つは、パターのヘッドです。開幕2日前のプロアマでスコッティキャメロンのマレット型をテストし、愛用していた半円型のマレットパターから大きく異なる新兵器に切り替えました。新しいパターはダブルベントのシャフトを持ち、ネック部分がなく、大型マレットの形状をしています。この変更について畑岡選手は「気分転換に替えるかも…」と話していましたが、結局は投入することを決めました。

 さらに驚いたのは畑岡選手の握り方です。彼女は通常、左手を下にしてグリップを握る『クロスハンド』でプレーしていますが、初日は右手が下になる『順手』で18ホールをプレーしました。「距離感だけに絞ってやっていたのがよかったのかもしれない」と語る畑岡選手は、この変更により7つのバーディを含む2度の3連続を達成しました。

 スコッティキャメロンのパター、ダブルベントのシャフト、順手の握り方―すべてが「記憶があるなかでは初めて」だと畑岡選手は言います。「思い切ってやった部分はあります」と彼女は語りました。

 畑岡選手は2022年シーズン以降、優勝から遠ざかっています。今季もトップ10には2度入っていますが、7勝目はまだ手にしていません。彼女はグリーン面での平均パット数などを改善し、優勝を目指しています。この日の18ホールでは26パットで切り抜けました。

 明日の2日目は午後組でプレーする畑岡選手。クセのあるポアナ芝のグリーンと強風に挑む彼女は、「パターがよくなることで、ショットもアグレッシブにチャンスにつけたくなりますね」と意気込んでいます。なりふり構わず、2年ぶりの優勝を目指していくでしょう。




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