『米TVリポーターからの指摘で判明した“25秒オーバー”　失格の畑岡奈紗が悔しさ吐露「同伴競技者に言われるなら納得も…」』 : ゴルフ情報まとめてみた

ショップライトLPGAクラシックの2日目

　畑岡奈紗選手が6アンダーで4位タイと好発進を果たしましたが、初日のひとつのプレーが原因で8日（土）に行われた第2ラウンド前に失格となりました。

　LPGAが発表した声明によると、問題は畑岡選手が初日の最終ホールとしてプレーした9番パー5で発生しました。その時の状況は、2打目をグリーン右のフェスキューに打ち込んだものの、本人や同伴競技者、キャディ、その場にいた関係者らがボールを捜索し発見しました。畑岡選手はアンプレヤブルを宣言しながらも、なんとかパーをセーブし、ラウンド後のアテスト（スコア申告）も問題なく終えていました。

　しかし、一夜明け、プレーに備えウォーミングアップをしていた畑岡選手とキャディのグレッグ・ジョンストン氏のもとにルールオフィスから連絡があり、失格を告げられることになりました。その理由は、捜索時間がゴルフ規則18.2aに定められている規定の3分を超えていたことと、それに伴う処置に問題があったためです。

　ゴルフ規則18.2aによれば、球が紛失となる場合、プレーヤーまたはそのキャディが球を捜し始めてから3分以内に見つけることができなければ、その球は紛失とされます。球がその時間内に見つかったが、それがプレーヤーの球であるかどうかはっきりしない場合、プレーヤーは速やかにその球の確認をしようとしなければならず、確認をするための合理的な時間が認められます。このことには、球が見つかった場所にプレーヤーがいない場合に球の所に行くための合理的な時間が含まれます。プレーヤーが合理的な時間内に球を自分の球と確認できない場合、その球は紛失とされます。

　さらに、畑岡選手はアンプレヤブルを宣言し、ドロップした位置から4打目を打ったため、誤所からのプレーとみなされました。その後、アテストを終えるまでに修正・申告しなかったことで、規則14.7に従い失格という重い裁定が下されたとのことです。