ルーキー政田夢乃は池ポチャダボで初優勝逃す! 「悔しい」2位も24歳は「今後につながる」と前を向いた : ゴルフ情報まとめてみた

　女子ゴルフの今季国内ツアー、NEC軽井沢72ゴルフトーナメント最終日で、昨年のプロテストに5度目の挑戦で合格した24歳のルーキー、政田夢乃が初優勝を逃しました。通算6アンダーの6位からスタートし、17番までに7番からの3ホール連続を含む6バーディを奪い、単独首位で最終18番を迎えましたが、第2打をグリーン左横の池に打ち込んで痛恨のダブルボギー。優勝した河本結に1打差の2位に終わりました。河本は73とスコアを落としながらも通算11アンダーで5年ぶりの復活優勝を果たしました。

　政田は「パーでもよかったんだって考えると本当に悔しくて」とコメント。最終18番でルーキー優勝を目前にした彼女はティーショットをフェアウェイのほぼ真ん中に置き、第2打はピンまで残り150ヤード。手に持った7番アイアイでグリーンをとらえれば、夢は大きく近づくはずでした。

　しかし、少し引っ掛け気味に舞い上がったボールはピン左に着弾後、左傾斜で勢いを増し、左サイドの池に飛び込んでしまいました。1罰打を加えて池の縁から打った第4打のアプローチも、第2打のショックからか、シャンク気味でグリーンに乗せられず、5オン1パットで痛恨のダブルボギー。初優勝がその手の中からスルリと逃げてしまいました。

　政田は経験不足を感じつつ、「やっぱり最終ホールは右に乗せてしっかりパーを取るべきだったと、今考えるとそういう気持ちです」と語りました。彼女は17番まで優勝争いに加わり、ルーキーらしからぬ堂々としたプレーで試合を引っ張りました。

　ゴルフで池がらみのホールはプロでも簡単ではないことを示し、最終日の16番で"池ポチャ"のダブルボギーをたたいたパリ五輪日本代表の山下美夢有もメダル逃しの4位に終わりました。

政田は今大会の最多バーディ賞に輝き、24歳のルーキーとして笑顔で前を向いています。