シェフラーのキャディが年間に稼ぎ出した金額とは? 小祝さくらの"生涯獲得賞金"を超える驚きの数字 : ゴルフ情報まとめてみた

　スコッティ・シェフラーが今シーズンに稼いだ金額は、フェデックスカップのボーナスを含めると6223万ドル（約90億円）を超えました。では、彼のキャディであるテッド・スコット氏はどれほど稼いだのでしょうか？

　CBSスポーツによると、スコット氏は“10−7−5”方式、つまり優勝で賞金の10％、トップ10入りで7％、それ以外で5％を受け取るという業界標準のスタイルを採用していると仮定すると、年間報酬は524万ドル（約7億6000万円）に達するとのことです。

　驚くべきことに、この金額はプレーオフシリーズ2戦目「BMW選手権」までのPGAツアー獲得賞金ランキング20位のブライアン・ハーマンを10万ドル上回っています。

　さらに、スコット氏の報酬には、シェフラーがレギュラーシーズンをポイントランク1位で終えたことで獲得した800万ドルは含まれていないため、実際の報酬はさらに高くなる可能性があります。また、全米プロの第3ラウンドでは、スコット氏が娘の卒業式に出席するために1日だけブラッド・ペイン氏がキャディを務め、その試合でシェフラーが獲得した50万ドルの分配金も明らかにされていません。

　シェフラーの成功により、スコット氏も月1億円ペースで稼いでいることになります。これは、強い選手に帯同することで“キャディドリーム”が実現することを証明しています。2014年にビリー・ホーシェルが年間王者に輝いた際、キャディのミカ・フィジット氏に特別ボーナス100万ドル（当時のレートで約1億2000万円）を渡したことが話題になりましたが、今ではキャディが7億円以上を稼ぐ時代が到来しています。想像を超える現象です。