多くのゴルファーが経験する、ほこりをかぶった古いボールとの出会い。「まだ使えるの?」という疑問に答えるべく、ブリヂストンスポーツの協力で初代PHYZモデルの性能検証を行いました。

経年変化の影響
 PHYZブランドの誕生は2011年で、今回の初代モデルは12年以上前のもの。ゴムと樹脂からなるボールは、時間と共に硬化し、反発性能が低下します。コアが吸湿すると反発性能が落ちるため、ボールは硬く感じ、飛距離も減少します。

マシーンテストの結果
 ドライバーでのテスト結果は、初代モデルの飛距離が約3ヤード低下。ボールの初速差は0.5〜0.6m/sで、現行モデルに比べてキャリーが落ちました。

ヒューマンテストの結果
 伊丹大介プロによる試打では、初代モデルのキャリーが約16ヤード低下。打感は重く、硬く感じられました。ドライバーの飛距離は落ち、グリーンを狙うショットでは狙い通りの飛距離が出にくい結果に。

結論
 古いボールは性能が低下し、気持ち良くプレーするには不向き。新しいボールを使うのがベストです。また、ウォーターハザードに浸かりっぱなしのボールは、さらに性能が低下するので注意が必要です。




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…ゴルファーなら一度や二度は経験があるであろう、ほこりをかぶった古いボールとの突然の出合い。「まだ使えるの?」と思ったことのある人は少なくないはずだ。
(出典:)