山内日菜子、伊藤園レディスでツアー2勝目—1年8カ月ぶりの優勝に涙

 伊藤園レディス最終日(千葉・グレートアイランドC)で、山内日菜子(28)が67で回り、通算14アンダーでツアー2勝目を挙げました。昨年の初優勝以来、1年8カ月ぶりの優勝となり、表彰式では「信じられない」と涙を見せました。

 勝利への道のり 山内は17番(パー3)で安田祐香と並ぶ13アンダーの中、第1打をグリーン右奥に外すも、カラーから20ヤードのチップインバーディーを決めて抜け出し、そのまま逃げ切りました。この一打について、「狙い通り。自分でも鳥肌が立った」と振り返りました。

 シード圏外からの復活 昨年3月の「アクサレディス」で史上初めて主催者推薦から初優勝を果たした山内ですが、今季は予選落ちが16度と不振が続きました。しかし、この優勝で来季シードを確保し、地元・宮崎での今季最終戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」の出場資格も獲得。「まさか、リコーが入るなんて思わなかった」と笑みを見せました。

 惜しくも2位の選手たち 2位となった辻梨恵は、「後半盛り返したのは褒めてあげたい。すごくいい経験になったし、いい学びになった」とコメント。同じく2位の安田祐香は、「悔しさが大きいが、いいゴルフを初日できたので手応えがあった。状態はいいと思うので、あと2試合頑張りたい」と語りました。




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