石川遼、三井住友VISA太平洋マスターズで優勝—ツアー通算20勝達成

 国内男子ツアー第21戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、石川遼が通算11アンダーで大会史上最多の4勝目を挙げました。これにより、今季ツアー2勝目、通算20勝目を達成し、賞金ランキングも5位に浮上しました。

17番ホールのパーパットがカギ
 16番ホール終了時点で首位と1打差の2位につけていた石川は、17番パー3でティーショットをピン手前約5メートルに寄せました。ここでバーディーチャンスを逃し、1メートル以上オーバーしましたが、大事なパーパットを沈めて気持ちを切り替えました。

18番ホールで勝利を確定
 18番ホールでは3番ウッドでフェアウェイをキープし、ピンまで230ヤードの2打目を3番ユーティリティーでグリーンに乗せました。2パットで優勝を確定し、両手を挙げて喜びを表現しました。

記録と展望
 石川はツアー通算20勝を達成し、史上12人目となりました。優勝回数ランキングでは9位タイに浮上し、永久シードを獲得できる25勝が見えてきました。今季の賞金ランキングも5位に浮上し、シーズン終盤戦に向けて大きな弾みとなりました。