タイガー・ウッズがオーガスタ市内にゴルフ場設計 “恩返し”のショートコース : ゴルフ情報まとめてみた

マスターズ×タイガー・ウッズ：地域貢献プロジェクト始動

　ゴルフのメジャー初戦「マスターズ」の舞台であるオーガスタナショナルGC（ジョージア州）。この名門コースのチェアマン、フレッド・リドリー氏が4月7日、公式会見を行い、マスターズ5勝を誇るタイガー・ウッズ選手が運営するTGR財団と提携する新たな地域貢献プロジェクトを発表しました。

歴史的ゴルフ場「ザ・パッチ」の改修
　このプロジェクトの中心となるのは、1912年に開場したオーガスタ市営ゴルフ場「ザ・パッチ」の改修工事。タイガー・ウッズが設計デザインを担当する新設ショートコース（9ホール）がその目玉です。地域住民が気軽にゴルフを楽しみ、学べる場として生まれ変わる計画です。

　リドリー氏は、昨年のマスターズ直前にウッズ選手とゴルフをする中で、このプロジェクトが自然に発展していった経緯を明かしました。

若者をサポートする「TGRラーニング・ラボ」
　さらにこのプロジェクトでは、地域の若者への教育機会を提供するため、同市内にTGR財団が運営する学習施設「TGRラーニング・ラボ」を2028年までに建設することも発表されました。

ウッズ選手もコメント
　左アキレス腱断裂の手術を受け療養中のタイガー・ウッズ選手は、グリーンジャケット姿でビデオメッセージを通じて「オーガスタナショナルGCと提携して地域貢献に携われることは特別なこと。このプロジェクトの実現が楽しみ」と語り、この取り組みへの期待を寄せました。

プロジェクトの現在と未来
　ショートコース「ザ・パッチ」は、今週のマスターズ開幕に合わせてグランドオープン予定です。「TGRラーニング・ラボ」の完成は2028年を目指しており、地域への影響は今後さらに大きくなっていくでしょう。