ライアン・フォックス選手に学ぶ“グリップの重要性”と個性的なスイングスタイル

 PGAツアー解説者でゴルフスイングコンサルタン吉田洋一郎氏が注目したのは、独特なスイングで知られるライアン・フォックス選手のプレー。そのスタイルは「フックグリップ+シャットフェース」という特徴的な握りに支えられており、単なるクセではなく、理にかなった技術として話題を集めています。

 38歳のフォックス選手は、ニュージーランド出身で欧州ツアーを経てPGAツアーに参戦。今年は「マートルビーチクラシック」でプレーオフを制して初優勝、さらに「RBCカナディアンオープン」で2勝目を挙げるなど、飛躍のシーズンを迎えています。アイアンショットの精度やドライバーの飛距離(昨季は310ヤードでツアー20位)もベテラン選手とは思えないほどのパフォーマンスを誇ります。

 フォックス選手のスイングで注目すべきは、そのグリップ。両手のフックグリップが強く、右手はクラブを下から握る形。この握り方はフェースがシャットになる傾向を持つため、ダウンスイング時に体を右に傾けてアジャストする技術が必要です。さらに、前傾姿勢を保ちながら肩を縦方向に回すことで、長いインパクトゾーンを確保し安定したショットを可能にしています。

 吉田氏は、「グリップは万人に共通する形が存在しない」と語り、個々の体に合った握り方を重視する重要性を提唱。グリップを変えることでスイング全体が崩れるリスクがあるため、自分に合った再現性の高い握り方を追求することが大切だと述べています。

フォックス選手の例は、個性的なスタイルであっても理論的に考えられた動きによって優れた結果を生むことができるという、ゴルフの可能性を示しています。スコアアップを目指すプレイヤーにとって、見た目よりも再現性を優先したスイングの重要性を学べるポイントです。




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(出典:ゴルフのニュース)